中山おさひろの開業情報
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中小企業の経営スタンスが変化している

2019年4月15日


 わたしの住む地域では、朝日新聞日曜版には地域の求人情報を載せたチラシが配布されます。17年から18年にかけては、最高8枚のチラシが折り込まれていました。

 

 それが本日は2枚だけです。人手不足が解消したとは思われませんので、経営者は諦めの境地にあるのではないかと思います。いくら求人広告に掲載しても、問い合わせの電話さえないと言う声を聞きます。

 

 今年に入って、中小企業の経営者心理は大きく変わっています。過ってのように、売上げを上げることに熱心ではなくなっています。価格を下げて売ったり、新店舗を増やすことにも熱心ではなくなりました。

 

 事業を拡大して売上げを上げるよりも、従業員に辞められないために、いかに給与を上げるかが大きな課題です。以前と比べ格段に賃金情報が増えたことで、安い給与では従業員が次々に辞める事態が起こっています。

 

 2000年代初めに起こった雇用不安の時代以降、日本の中小企業経営者は安い賃金に胡坐をかいて、経営のぬるま湯に浸り続けてきました。この生ぬるい経営スタンスに変化が起きています。


 中小企業の多くは、パートの人手不足の上に会社の屋台骨を支える人材不足も重なって、深刻な事態に陥っています。そのため、人件費の引き上げが喫緊の課題になりました。

 

 この上に、どのようにして生産性を高めるか大事な課題として迫ってきています。大手企業とは違い、中小はこれまで安い人手を頼りに製造やサービスをおこなってきました。

 

 これからは、価格を引き上げないことには安定した経営は難しくなっています。これから起業する人は、この中小のピンチをどうしたらチャンスにできるか、じっくり考え好機に打って出るタイミングを考えては?





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