ここ数年、飲食店を開業して失敗する人が多く、飲食店での起業は難しいという声が多くなっています。今も昔も、飲食店は開業する人が多く、また閉店する人も多いのがこの業種の特徴。
最近多く聞くのが、従業員が集まらなく画段階で中止に踏み切るケースが多いこと。従業員の中心は来日外国人ですが、採用ルートを知らないで起業しては、開業までたどり着けないことが多くなっています。
若者の飲酒離れも定着したことで、従来からの酒販売ばかりに重点をおいた経営では、対応が難しくなっています。お店の旬の期間も短くなっていて、初期投資の回収に時間がかかることも経営を厳しくしています。
そんな飲食店開業での愚痴を、日経МJが経営者から聞き取り調査をしています。1位 自己資金が不足した 25.9% 2位 従業員の採用と教育不足 25.9% 3位 ターゲット顧客を明確にしなかった 23.0%
4位 店舗物件選定に時間をかけなかった 22.6% 5位 価格の設定に問題があり過ぎた 20.5% 6位 外観、看板に問題 20.1%
7位 店舗の物件選定に知識不足 19.7%
7位 開業前の経験が圧倒的に不足していた 19.7% 9位 商品、メニューに対して神経が行き届かない 16.3% 10位 開業時にあまり多くの従業員を雇い過ぎた 11.7%
現代の飲食店においては、女性客に関心をもってもらうことがお客さんを増やすための鉄則といいます。ところが最近は飲食関連の情報が多すぎて、女性の気持ちが移ろい易いことが大きな悩み。
お客さんとの距離感をつかむことも難しいといいます。誰もが飲食業開業は難しいと思うとき、実は今が開業のタイミングなんてこともあるのがビジネスの世界。人の意見よりも、まずはじっくりと市場ウオッチングをしてみては。
起業相談はここから
|