人間が病気になる原因は、その人の日ごろの生活習慣に起因していることをいち早く発表したのが、先ごろ105歳で亡くなった日野原重明さん。100歳を過ぎても現役で仕事をして病院の名誉院長を務めていました。
企業経営者としての優劣にも、日ごろのその人の生活習慣が大きな影響を及ぼしていると考える人は大勢います。わたしもその一人ですが、大半の人が難しいとか、ムリと考えることでも、習慣にしてしまうことで成し遂げられることが多くあります。
人の習慣で見落としがちなのは、「日ごろ何を考えているか」といったシンプルな時間の過ごし方。常に、人が不便に感じていることには、どんなことがあるかを考える人と、ほとんど何も意識しないで時間を過ごしている人では、ビジネスに反映させると天と地の違いがでます。
もし役立ちそうなアイデアを思い付いても、それを記録として残す手段を常に身に着けている人と、思い付いただけで終わりにしている人でも、その成果がカタチになる確率は決定的に違ってきます。
これまで多くの経営者が、マメにメモをする姿を見てきました。一方、これから起業を考えているはずの人なのに、重要と認識している要件をほとんどメモすることなく、覚えたつもりになっている人も多く見てきました。
これらは、ほとんど日ごろの生活習慣に起因する出来事です。能力を高めるため目標を常に持つとか、人の意見を鵜呑みにしないで自分の頭で考えるなど、起業するためには欠かせない鉄則がいくつもありますが、結局は自分で常に高みに向かって仕組みを作れるかどうかです。
起業というと、競合するライバルに勝てるかどうかばかり問題にされますが、その前に自分の知性を向上させるため生活習慣を切り替える必要があります。日ごろの何気ない頭の使い方から、起業準備は始まっています。
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