米国大統領選挙で、何かとお騒がせのドナルド・トランプ氏ですが、今度は05年から10年ころまで開校していた、トランプ大学の事業内容で新たなイカサマが問題視されています。
大学と言っても正式の学校ではなく、不動産ビジネスをセミナーで学ぶことで起業することが目的。ただ、約1万5千ドル(150万円)以上もの受講料をとっておきながら、ほとんど実益には結び付かなかったようです。
日本でも、高額受講料を徴収して高収入を謳うセミナーは開催されています。セミナーという1講師対多数受講生の授業方法そのものに、コンテンツを教える機能的な大きな欠陥があると言われています。
文科省によりますと、日本の学校では2020年からアクティブ・ラーニングによる授業法が導入される予定です。教師が出す課題に対し、生徒同士がグループになって考え、解答を探る授業法です。
教育先進国では、この授業法が既に一般的に導入されています。黒板を通し教師が授業を行う学習は、指導方法としては最も効率の悪い方法。セミナーに何度参加しても、モノにならない人が多い原因はここにあるかも知れません。
起業準備を考えるにあたっても、起業を成功するための正解ばかりを求める準備では現実の事業では難しいです。そんな単純な問題ならば、一度だけは上手くいったとしても、継続して変化を続ける経営環境には対応できません。
大事なことは起業準備において、次々起こる事業の課題や問題点をいち早く探すことができ、その問題に対応できることに重要な要素があります。決して、起業知識ばかりを得ることではないです。
起業準備での学習において、起業知識を習得し「知識を多く得ることなのか」、「知識を覚えることなのか」、それとも「頭に染みこませ事業に活用できるようにすることなのか」事前に考えておくことが必要です。
よく「継続は力なり」と順調な事業をしている経営者は口にしますが、起業で成功するコツもいかに息長く続けることができるかどうかです。
起業セミナーにいくら受講料を払っても、長く継続して起業に結び付く環境を作ることができないと、トランプ大学と同じ運命をたどることになります。起業では頭が良い悪いとか、多額の資金を用意できるかより、何よりも習慣により継続することです。
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