ビジネスに関わる人、起業や会社経営を行なう上で直感力の鋭い人はとても有利です。日ごろ、直感力不足のために大きなチャンスを逃した、なんて人もいるのではないですか。
先ごろ、ご自身が創業した一休の経営から手を引いた森正文さんは、直感力で身を立てたと思います。何せ、起業したビジネスがまったくの当て外れで行き詰ったとき、新宿新都心で高層ビルをみて一休の創業がひらめいた人。
深夜、高層ビル内のホテルルームに明かりの点いている部屋と、明かりのない多くの部屋をみて、空き部屋をディスカウントして貸すビジネスモデルを、ふと思いついたと言います。
1998年7月のこと。女性スタッフと2人だけで立ち上げた会社でした。わたしの経験でも、人間追い詰められたときには、頭の回転がこれまでの経験など抜きに、純粋に回転するときがあるようです。
サラリーマンの時代には、たいへんな人から急に質問され、答えに窮した経験が多数あります。後に、あのときの対応次第では、その後の人生も変わったのではないかと思うことがあるほど。
それほどビジネスでは役立つ直感力ですが、日ごろから鍛えている人がいるなど聞いたことがありません。ビジネスでは、日ごろからの心構えによって人生が変わります。
以前、直感力を付けることを調べたとき、囲碁や将棋のプロの人たちの心構えが参考になると知りました。勝負をしているときは、自分の今の位置や形勢を常に考えことが直感とつながるようです。
直感や第六感はマニュアルがあるわけではありません。意識して日ごろから自分で対応を鍛える必要があります。ビジネスで答えのない問題は、自分の取り組み次第では大きく化けますから、チャンスの入口につながっています。
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