日銀によるマイナス金利導入は、わが国での金融事情がますます低金利に向かっている証拠。低金利は、資金を商品やサービスに代え利益を生ませようとする起業にとっては追い風のはずです。
逆に、書籍「金持ち父さん貧乏父さん」のような、資金を元手に資本を増やそうとする人にはますます厳しい環境です。今後は、これまでとは一味違ったビジネスモデルを考え、いかに利益を生むことができるかの勝負です。
起業する人が資金手当てで利用する金融公庫の貸し出しは、このところ楽になっているという声を聞きます。起業で銀行から融資を受けるのは難しいですが、信金や信組なら相談に乗ってくれます。
起業にとっての最大の難問は、お客さんニーズはどこにあるのかを探る方法を見つけること。前提となる業種を考えずにニーズを探る人がいますが、これは邪道じゃないでしょうか。
やはり、自分の得意分野の業種を絞って、そこでニーズを探ることが大切なことと思います。起業前は、どんな業種でも乗り越えそうに思いがちですが、長い時間との勝負でもあるビジネスではやはりワクワクする業種が第一。
お客さんニーズが、外から見渡して直ぐに見つかるような安易なものでないことは確か。「直ぐ役立つことは、直ぐに役立たなくなる」といった鉄則もある通り、ニーズ探しにはそれなりに時間がかかります。
探したニーズに新たな商品を結び付けるとか、カタチを変えたサービスをつなげるとかすることによって、これまでになかった付加価値を生む可能性を高めることです。
起業を実現する前に、このような地道なプロセスを歩むことにより、起業家から経営者へと階段を一歩一歩上ることにもなります。仕事を続けながら出来ることですが、仕事にもプラスになることは間違いないです。
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