年齢を重ねて、真剣に人生と仕事を考えるための起業サイト

『共同経営がかならず失敗する3つの原因』

平成28年1月22日


 長年、起業に関わっていますが、何故か共同経営はほぼ大半が3年程度で沈没します。上手くいっているときは、最高のパフォーマンスを見せるのですが、向かい風になるとからっきし弱いのが共同経営です。


 日本の共同経営は、弱小政党の合従に似ていて簡単に壊れます。米国での小企業のスタートアップも共同経営は多いですが、こちらは起業慣れしているせいか続きます。


 よく、「どんな業種で起業するよりも、誰と起業するか」を選ぶというほどに、人とのつながりを重視します。それは、お互いに自分の長所と短所をよく知っていて、欠点をカバーしてくれるのは他の人だから。


 特に現代の起業では小企業といえども、柱となるビジネスの他に、IT技術が欠かせませんし、資金繰りや組織の担当者が必要です。能力重視で起業するためには、複数での共同経営になります。


 日本の共同経営の場合その多くは、それまで勤めていた会社の上司と部下や、仲間内の組み合わせがほとんど。新たな起業なのに、以前の人間関係をそのまま引きずって会社を立ち上げます。


 良く言えば親密な仲間同士、悪く言えばナアナアでの会社作りで、制度設計も何も行なわずに起業に走るケースがほとんど。一旦、売上げ減が続いたりすると、直ぐに責任のなすり合いが始まるわけです。


 共同経営で失敗しないためには、1.起業する前の段階で、責任分担や収入を取り決めておくこと。2.仕事のコミュニケーションをよくして、第三者を交えて情報共有をしっかりすること。


 3.仕事以外では仲間内の緊密な付き合いはしないこと。これらは共同経営をする人にとって最低の必要条件。起業では、メンバーの多い会社が有利なことは確か。仲よしでいたいなら、共同経営は考えないほうが無難です。


共同経営に関してのご相談は







 <<起業情報インデックスに戻る


起業に最適な時期などありません
思いついたその時が、起業相談のタイミングです
起業相談はこちらをクリックしてください


    
    
▲このページのTOPへ

「転ばぬ先の起業講座」30歳を過ぎて真剣に人生と仕事を考える時の起業サイトです。

起業

新着書籍のご案内安全のための起業シミュレーション起業相談

起業