転ばぬ先の起業講座
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『変化の激しい時代に起業のタイミング』

平成28年1月7日


 今から5年前、東日本大震災直前1月のこの時期を思い出してください。世の中暗い話ばかりで、タイガーマスクを名乗る人が児童養護施設に匿名の寄付を行い、全国各地にタイガーが出て話題になった時期です。


 最近も、匿名寄付は各地で行なわれていますが、地方版の小さなニュースにしかならなくなりました。5年前は、新興国が好景気で需要が増え、世界の食料価格が過去最高に上昇した時期です。


 失業率も2010年は5.06%で、現在は3.3%ですから、雇用環境が大きく変化しています。格安の商品やサービスばかりが売れ、スタッフを雇うのも簡単だったのが5年前。


 当時、開業資金を作るのに苦労しましたが、今は金融公庫も信金も比較的貸し出しは楽になっています。たった5年の間に、起業環境はこんなに変化を続けています。


 いつの時代も、起業してビジネスを軌道に乗せるのは簡単ではありません。ただ、起業に必要な要素のうち、一方は今が楽だが、他方は逆に難しくなっている、そんな変化が常に続きます。


 起業するタイミングは、比較的起業の要素が楽なときに、需要のあるビジネスを探ることです。5年前なら楽だった、コンビ二、清掃、コールセンター、人材派遣などスタッフに依存するビジネスが、今は難しくなっています。


 現代は起業のセオリーがあって、初めて起業する人はあまり難しくなく、軌道に乗りやすいビジネスで立ち上げること。そこで能力を高め、次の需要の多いビジネスに方向転換することで上手くいっている人が多いです。


 起業する人は、一人ひとり性格も、経歴も、将来の希望も違っています。そのため、多くの人が集団で起業を学ぶセミナー方式よりは、オーダーメイドの一人に合わせた起業設計を考えるべきです。


 最近は、起業に関する研究も進んでいて、ユタ大学のジョイ・バーニー教授やハーバード大学のクレイトン・クリステンセン教授など、起業家心理とビジネス展開の両面から効率のよい起業が考えられています。


 特に最近は、ビジネスの変化が激しいですから、この変化を起業の追い風にするか、向かい風にするかで成果が大きく変わります。いつの時代も、変化に対応できる柔らか頭で取り組んでください。



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