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『起業の基本をしっかり考えた上での開業』

平成27年6月25日


 起業において、古くて新しい問題が起業目的です。昔ながらの儲けることを第一に考える起業家がいる一方、教科書にある継続することが目的と考える人も増えています。


 今回、売り出し中のシステム思考を駆使して、この古くて新しい問題に取り組んでみました。システム思考で検証する場合、課題設定と重要な役割を果たす要素探しが大切になります。


 まず、「起業してお金を儲けたい」を目的に考えてみました。この場合に考えられる最初の要素は、起業に必要な事務所・店舗、設備、備品などです。儲けを優先すると、できるだけ資金は掛けないようにします。


 次の要素として、社員、パート、バイトですが、ここもできるだけ削って人件費を少なくすることを考えます。販売する商品やサービスは、開業時の商品・サービスを扱い続けるのが儲けるビジネスの特徴です。


 販売方法や顧客作りに関しては、継続目的とあまり変わりません。最終的に利益が上がりますと、それを儲けとして経営者の懐に少しでも多く入れることが目的ということになります。


 他方、「起業を継続する」ことが目的ですと、店舗や設備は長期に使用することを考えますから、費用も大きくかかります。人件費に関しても、人を安く使うことより有効に使うことを考えます。


 販売する商品やサービスは、利幅が減っても顧客ニーズに合わせて、最新のモデルを揃えるなど努力します。最も大きな違いは、利益が上がってもそれを起業家自身に投資することで、絶えずビジネススキル向上を考えます。


 その結果、起業の継続を柱に考えますと、儲けはホントに少なくなります。ただ、この仕組みを継続しますと、システム思考による連続性が途切れることはありませんから、息の長い事業を続けることが可能性です。

 起業する人はあまり深く考えていなくても、マインドセットといわれる心の深層心理で「儲け」か「継続」かを無意識に決めています。起業した人の7割が2、3年で廃業していますが、その背景にはこんな心理が潜んでいるようです。



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