イノベーションと聞くと、とてつもなく難しいことを想像しがちですが、ビジネスで成功している人の多くは、何らかのカタチでイノベーションを実践、多くのお客さんを掴んだ人です。
わが国では、イノベーションを技術革新と訳して、製造メーカーが画期的な製品開発をすることがイノベーションと思いがち。しかし、身近なイノベーションを上げますと、商品やサービスの新たな組み合わせがあります。
最近話題になっているのが、書店とカフェとの組み合わせ。TSUTAYAが東京・代官山で始めた「蔦屋書店」は好例です。音楽あり、映画あり、食事やカフェまでが、書店のなかに収まっています。
結局、イノベーションとは、お客さんが「これ、すごい、新しい!」と思ってくれたら、それはイノベーションなのでは。店舗で異なる分野の商品やサービスを提供する、クロス・マーチャンダイジングもその一つです。
単品を販売するよりも、お客さんの便利さを考え、関連する商品を合わせて販売する発想です。今では、この販売方法は広がっていて、生鮮食品と調味料、ファミレスとおもちゃ、精肉店が高級野菜などきりがないです。
この組み合わせは、ますます広がる可能性が高いです。ただ、経営者によっては、本業と副業の意識が強く、腰を据えて販売しないで、売れないと直ぐに止めて、検証不足を招いているところもあります。
基本的には、お客さんに聞く意識が欲しいところです。お客さんの頭の中は、アイデアの宝庫。ここを利用しない手はありません。素晴らしいお客さんは、アイデアを教えてくれ、その上に商品を買ってくれるのですから。
これから新たに開業する人なら、最初から本業や副業の意識をなくして、どちらも、本業意識で開業するのも手です。ハーフ アンド ハーフなんて、面白そうです。
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