わたしたち誰もが、日に2、3度は食後の歯磨きをしています。けっこう、真面目に磨いていても、50代を過ぎますと歯は徐々に失われていきます。
残念なことですが、日本人は歯の病気によってどんどん健康な歯を失います。しかも、多くの人が歯には人一倍費用をかけています。かく言うわたしも、その中の一人です。
このような答えを出すのが難しい問題を考えるのが好きなわたしですから、10年以上に渡って歯の健康に関しては考え続けてきました。そして、ぼんやりと判ってきたことがあります。
歯を食後ブラッシングする目的は、虫歯や歯周病の原因とされる雑菌を取り除くことです。決して、タレントのようにピカピカの白い歯にするため、磨き続けるわけではないはず。
子供のころから歯磨きというと、人から見える正面をゴシゴシと磨くことばかり教えられてきました。本当は、上下の歯のかみ合わせ部分や、歯茎に溜まる雑菌を取り除くことが最大の目的です。
完全に、歯磨きという言葉から来る間違いに、踊らされているのではないでしょうか。歯科医に聞きますと、歯の表面エナメル質が剥がれるほど磨く勘違い人間もいるようです。
起業を考えるとき、まったく同じような勘違いをしている人がいます。起業をすることは、金儲けをすることと思い込んでいる人が少なからずいます。このような勘違いをしている人は大半が失敗しています。
起業の目的が「金を儲ける」と「人の役に立つ」では、歯を磨くと同じようにまったく違ったものになります。モノゴト、何をするにしても目的は大きな意味をもっています。
起業とは人の役に立つ仕事をすることです。その中で、利益も上がりますが、最初から儲けることばかりを考えると失敗します。素人が起業して、直ぐに儲かるほどビジネスは甘くありません。
世の中には、ビジネスのプロが多くいて、新たなビジネスチャンスを探っています。そのような市場の競争の中で、事前準備もなしに、起業しても上手くいくとは思わない方がよいです。
人の役に立つ起業を考えるなら
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