起業する場合は、誰もが個人的で多様な動機をもっています。動機のない起業などあり得ません。
「自分の能力を生かして、もっと人の役に立ちたい」「定年後の生活が不安なので、自分で会社を立ち上げて70代までは働きたい」「今の仕事は給料が安いので、起業して収入を増やしたい」
最近の起業では、このような動機の人がとても多いです。起業する人の一人ひとりが動機は違うわけで、それは立派なことですし、わたしはとても尊重しています。
多くの人の場合、起業動機に合わせて起業に向けて予備知識ももっています。「在庫を抱えるビジネスは、リスクが高いので止めたほうがよい」「フランチャイズで起業すると騙されることになる」
「パートナーを募って起業すると大半は喧嘩別れすることになる」 このような予備知識は、実際に起業するときには制約になります。他人が在庫を持たないなら、リスクを取って在庫を持つほうが有利なことは当たり前。
このような歪んだカタチの予備知識は、そのほとんどが起業で失敗した人の恨み節とか、起業セミナーが生徒を囲い込むために、その手段として使う場合もあるようです。
米国の起業においては、起業家の「マインドセット」が問われます。ビジネスの原点や経験、先入観などの思考様式のことで、起業してからのビジネスに大きな影響を与える事柄です。
この出だしのマインドセットが歪んでいますと、その後いくら頑張っても向かう方向が間違っていることにもなります。起業動機と予備知識に関しては、誤魔化さないで真剣に考えてください。
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