インターネットを通じて、貪欲に起業やビジネスの知識を知ることで、起業は成功すると思い込んでいる人が少なからずいます。
実際にネットショップなどを中心に、開業までこぎ着ける人もいます。そんな薄っぺらい知識で開業して、継続的にビジネスを展開することが本当に大丈夫と思います?
よく聞くのは、「従業員の給与を人件費ではなく外注費で処理」なんて質の悪い知識。「ビジネスは在庫をもたない方法が一番有利」「客は少しくらい騙しても売ったもの勝ち」なんていうのもあります。
自分が立ち上げるビジネスのフィールドを決める前に、この種の知識を柱に起業を考えますから、フィールド探しには相当な無理があります。
何より、ネット情報には断片的なモノが多く、しっかりした根拠のない情報が満載です。こんな知識を頼りに起業しても、最初から上手くいくとは思えないものばかり。
ただ、最大の問題は、一度知ってしまった情報は、なかなか頭から抜けないやっかいなことです。大事な判断を迫られるたびに、この断片的な情報が頭をもたげてきます。
ビジネスの知識は、何でも知るとよいというものではありません。一度、悪に手を染めて簡単に稼ぐことを覚えると、ビジネスが厳しい局面になるたびに悪が頭に浮かび、最後は警察沙汰になる人さえいます。
過去の成功事例から抜け出せない人も同じメカニズムです。過去の時代遅れの手法を、既に通用しないと知っていながら、他に新たな手法を知らないため何度も使っている人です。
起業の場合にも、何度も何度も同じ失敗する人に見られる傾向です。一度知ってしまった知識は、良きにつけ悪しきつけ、なかなか頭から消せないことは知っておいた方がよいです。
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