転ばぬ先の起業講座
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『21世紀の会社は、社会に、人に役立つことが目的』

平成26年10月9日


 例年、わが国では、台風や大雨による被害はありますが、最近10年ほどの被害は尋常ではありません。


 過去の10年に一度、20年に一度の自然災害と同じで、降雨量も風速も桁外れに大型のものが毎月やってきています。その背景には、この地球上に住む人間が大幅に増加していることが原因として上げられます。


 増加した新興国の人たちの生活レベルが、グローバル化の進展でこの10年ほどで大幅に向上したこと。過っては、先進国G7の経済が、世界の65%を超えていましたが、13年は46%まで減少しています。


 新興国の経済が大きくなったことによって、地球のエネルギー使用量が増え温暖化加速しました。その結果、海水温度が上昇し、台風は大型化して雨量も風力も巨大化したのではないかと思っています。


 エネルギーばかりでなく、農産物も水量も年々使用量が増えていきます。この4、5年でアジアから日本を訪れる観光客も、ビジネスマンも大幅に増えました。


 わが国を取り巻く環境は、大幅に変わっています。高級食材のアワビやナマコなどは、産地ではほとんど消費せず、大半を香港、中国、シンガポールに輸出する時代になっています。


 海外からの要因ばかりでなく、国内の要因も大きく変化しています。少子高齢化が、いよいよ現実のものになって、人口減が本格的に進んでいます。世帯数も1人家族が広がり続けています。


 これだけ、内外の変化が激しいのに、ビジネスの核である会社が、いつまでも同じ発想で続けられるわけがありません。現実には、2000年代半ば以降に誕生した会社と、それ以前の会社では発想が大きく違っています。


 これから起業を考えている人の中にも、昔ながらの発想で起業を考えている人が大勢います。経営が厳しくなるのは、それは当たり前の話です。


 世界の経済環境は大きく変化しています。日本国内においても、20世紀と21世紀の経済では、海外からの影響も加わって、目に見えている以上に変わっています。


 そんな環境ですから、ビジネスも大きく変わるはずなのに、実際はほとんど変わらない会社が多いです。皆さんが、これまで勤めている会社を思い出してください。


 会社の仕組みも事業展開もほとんど変えず、利益が上がらないことを嘆いている経営者が大半です。やはり、現在多くの会社が抱える、人手不足、価格を引き上げられない、利益率が上がらないなどの問題を真剣に考えるべきです。


 21世紀に入って誕生した会社で、事業展開をまったく新しくしている会社は、その多くが高い利益を上げています。しかも、稼ぐとか儲けることを、第一に考えていない会社が多くなっています。


 このような会社の多くは、利益を上げることよりも社会や、顧客に役立つことを第一に考えています。現在は、役立つことをすることによって、利益を上げることが可能な時代です。


 このような会社を訪問して感じるのは、会社の空気が違うこと。社内のレイアウトがまるっきり違っています。明治以来の、机を向かい合わせで整然と並べているような会社はありません。


 横になっている人がいたり、社員同士が話をしやすい椅子を置いたり、立ったままの会議も日常的です。その目的は、人と人とが情報を交換して、アイデアの出しやすい環境作りに徹しています。


 一事が万事、しっかりとした目的を持っていて、その目的の答えを出しやすい環境を社内で作っています。残念ながら起業を目指す人の中には、これまで勤めていた会社の仕組みを、そのまま踏襲する人が少なくないです。


 せっかく新しい会社を作るのですから、21世紀に適合した会社を目指すべきです。お客さんの気持ちに沿った会社運営をして、少しでも人の役に立つ会社の経営者を目指してください。




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