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『 生まれ変わる家事代行サービス 』
企業は、事業を大きくする目的で時間を節約するために、アウトソーシングを
行う。もし、個人が自分のビジネスタイムを拡充するためにアウトソーシングを
考えるなら、何をするだろう?
社会の流れに最も敏感な30歳前後のビジネスウーマンの間で、家事代行サ
ービスの利用が増えている。
これまで家事代行というと、高級住宅地に住む一部の富裕層の家庭に限ら
れたイメージが強かった。ところが最近の都市部では、ビジネスウーマンに加
えて、高齢者世帯や独身男性など利用者の幅が広がっている。政府の調査
でも、家事代行ビジネスの広がりによって、新たに200万人に雇用を生み出
すという試算が出ている。
起業が期待される業種として、家事代行サービスに注目してみた。
家事代行サービスの普及にとって追い風といえるのは、他人が自宅の家事
をすることへの抵抗感が減っていることである。
現在のライフスタイルの中では、ホームパーティーで色々な人が台所に出入
りをしたり、在宅介護サービスのヘルパーが台所仕事をしたり、他人が台所や
洗面所を掃除するシーンが違和感なく受け入れられつつある。同時に、女性
の社会進出が一般化して、家事より付加価値の高い仕事をこなす女性が、大
挙して出現したことも大きい。
現在は、大都市圏が中心になっているが、近い将来は地方都市においても
家事代行サービスが広がる可能性は高い。
欧米でも家事支援サービスは、女性の社会進出と基を同じくして広がり、今
ではサービス化社会の柱の一つとなっている。また、非医療分野の老人在宅
ケアにおいても、家事支援サービスが広く利用されている。
地域社会を対象に、比較的小資本で起業が可能な家事代行サービスは、少
子高齢化が進むわが国では将来性の期待されるビジネスである。ただ、現在
展開されている既存の家事代行では、広いニーズに応えることは難しい。
価格設定の不明瞭の原因は、規模の大きな会社がレンタル業や介護サービ
ス業などとの兼業が多く、レンタルや介護の価格設定システムをそのまま導入
した弊害がでている。また、料金が高い原因には、作業の機械化やマニュアル
化への取り組みの遅れやが上げられる。
現在は、主婦やフリーターなど比較的良質の労動力を容易に得ることができ
る。これからの家事代行サービスのポイントも、一つはスタッフ教育をどのよう
にするかであり、二つ目は顧客、地域、スタッフの信頼をいかに獲得かにかか
っている。
独自のノウハウで、発想を変えた経営で家事代行サービスを考えると、そこ
には大きな起業チャンスがあることに気づくはずだ。
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