起業を考える多くの人は、関連書籍を読んだり、セミナーに参加することを考えます。起業の現実を知るには、昔ながらのオーソドックスなの方法です。ところが現実のビジネスに関しては、本を書いたり、講師を勤める、評論家や士族と呼ばれる人たちより、実際に会社勤めをしている現場の人がよく知っています。
大事なことは、他人の話しを聞くより、成功している人失敗した人が何故そんな結果になったか、自分でその理由を考える方がずっと大事です。起業のための第一歩としては有意義なことです。誰もが読んでいる本や、多くの受講者のいるセミナーから入るのは、誰もが上手くいく訳のない起業では無理です。
起業本などで一般的に取り上げられるのは、最初がこれまでの人生の棚降し、起業への心構え、人材の整理など。その上で、起業準備と戦略の立て方を考えます。ここができますと、次はビジネスプランを立て、事業計画書と収支計算書の作成です。セミナーなどによっては、この計画書作りにポイントを絞るところもあります。
その後は、定番ともいえる会社設立の方法と、会社の運営法。開業資金の作り方と経理の方法など。このような流れは、ほぼ20年くらいまったく変わらずに続けられています。総花的といいますか、現在の起業にとって最も重要なポイントを抜かし、学校の授業と同じで起業の必要事項を網羅する方法です。
もしできるなら、ここ5年以内に起業した人の話を聞いてください。現在の起業において最も大事なことは、お客さんをどれだけ集め、商品やサービスを買ってもらうことです。いかにお客さんを作るかを抜きにして、事業計画書も収支計算書もありません。会社設立や経理などを考えるのは、後からで大丈夫です。
開業前から見込み客が計算できるようでしたら、起業で発生する問題点のほぼ6、7割は解決できています。このような考え方は、既に開業している人が新規事業を探すときの方法です。今の時代、起業する人も、既存の経営者も、ビジネス市場では同じ立場での競争です。ノンビリと総花的な起業準備で回り道している暇はありません。
起業は個々人が、自分のこれまでの人生と、自分の得意の能力と、出店場所探しとを進めるもの。多くの人が同じ本やセミナーで、同じ方法で起業しても、実際に成功する人は限られています。過去の起業塾の受講生をみると判ります。まず一人で自分の起業を考え抜いて、その上でサポートのために書籍やセミナーを利用することです。
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