ここ数年、春先になると決まって騒ぎになるのは、国際的には北朝鮮の脅し外交。慢性的食料不足の国ですから、春から初夏にかけては前年の農作物不作の影響が顕著になります。偉大な指導者は、食糧援助を外国に取り付けるため例年春になると決まって、ミサイルや核実験を引っ張りだして脅しにかかります。
同じように春の大リーグオープン時には、決まってイチローの打撃絶不調が話題になります。30後半の年齢的な衰えに問題もあるのでしょう。春先の相手投手が看板選手ばかりを並べられると打てません。夏以降、相手投手が疲れてきたり、怪我で入れ替わりに登板する新人投手になると、俄然打ち始めるのが最近のイチローです。
イチローのように一流選手になりますと、平凡な選手と違って失敗や負けに対する恐怖感が人一倍強いといいます。彼は、一日24時間、野球で全力を出すためにあらゆる努力をすることで知られています。視力が落ちることを恐れて、テレビや本は長時間見ないと言われます。家でも、常に筋肉を動かし続けるとも言います。
失敗や負けに対する恐怖感は、企業経営者に同じことが言えます。経営者の中には、早朝であろうと深夜であろうと、電話で部下に指示をだす人がいます。イチロー同様に24時間、自分の会社のことを考えている人です。失敗や負けないためにはあらゆることを考え、何でもする人が、起業において成功する人です。
大事な時期、起業よりも、他のことに逃げる人がいますが失敗しています。人生長いようで、後から振り返りますと短いです。何かに狂ったように集中することがあっても、人生の中では一時のことです。受験勉強に集中するのも人生です。大人になってから、起業に集中するのも人生です。恐怖を感じることで、人間は持っている以上の力を発揮します。
多分、若いときに立ち上げた起業は、会社を大きくするというのは、この恐怖に対する集中が他の世代より強いためと思われます。年齢が高くなりますと、体調を崩すこともありますし、起業以外の家庭内の問題も増えてきます。集中力が弱くなることもあります。それでも、中高年になってから、一大決意で起業できる人は立派です。
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