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『同族経営が小企業では基本のわけ』

平成24年12月21日

 起業する人の中には、「自分は同族経営の会社を作る気はない」という人がいます。主に、中堅・大手企業に勤めている人が起業するとき、このように言い放つ人が多いのが特徴です。同族会社の場合は、目に見えない社員間の差別がありますから、自由に仕事のできる大手企業に勤めていますと、息苦しく感じるのかもしれません。


 全国規模で企業を見た場合、9割以上の会社は同族会社と言われています。この場合、株式会社の主要株主を一族で占めていて、会社の経営陣も多くが一族の人といったケースです。起業してから、会社の規模が拡大する過程で、不足する人材をパートナーや親族に頼むことが多いため、自然と同族経営になるケースがほとんどです。


 また、会社の資金を安心して預けることができ、企業機密を守ることのできる人となりますと、どうしても同族にならざるを得ないこともあります。企業経営をしていると、経理のパートの女性に運転資金を持ち逃げされたり、取引会社の名簿や製造技術を社員に盗まれるなど、会社の存続に関わる重要問題に直面します。


 そのようなとき、やはり頼りになるのは、パートナーや親族と言うことになります。資金を持ち逃げされ、倒産する会社も少なくありませんから、同族経営に関しては、真面目に考える必要があります。世界的に考えても、会社経営の基本は同族会社と言うことになっています。また同族会社は、他人の寄り集まりの会社に比べ継続しやすいことも確かです。


 東日本大震災以降、人と人との絆が重要視され、起業においても家族で設立するケースが増えていると言います。とは言っても、今でも起業したとき奥さんやご主人に、会社を手伝ってもらうかどうか、悩んでいる人は多いです。起業した会社がおかしくなってとき、パートナーが他の会社で働いていると、家庭の収入には影響は少ないからです。


 会社の多くは同族経営が多く、その運営にはワンマン経営がほとんどと言うと、起業前に考えていた会社像とは、けっこう違っている人が多いと思います。組織運営は民主的な手法が最もよいと、学校などで習いますから、会社も民主的な運営をイメージするようです。会社の目的は、組織を継続することです。そのためには利益を上げることです。この原則には、同族とワンマンが向いているようです。




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