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『ビジネスでの売れる商品と優れた商品の違い』

平成24年10月5日

 カメラマンから聞いた話です。フリーカメラマンは全て、自営業者か小企業経営者です。自分でこれはと言う写真を撮って、それを契約している配信会社に送信するのが仕事です。自費で反日デモの続く中国に行ったり、女子プロゴルフのトーナメント会場に行って写真を撮り、それを送ってメディアや広告で使用してもらって料金を得ます。


 せっかく海外に出かけ写真を撮っても、交通費さえ出ないこともあるようです。カメラマンのライバルは、国内にも海外にもいくらでもいるからです。この辺は、起業した人と似ています。いくら気合を入れても、お客さんがつかないことには話しになりません。そのカメラマンが、ビジネスとしてこの仕事を続けるポイントを教えてくれました。


 フリーカメラマンと言うと、他の人には撮れない優れた写真を撮ることが、生き残る条件とわたしは思っていました。ところが、お客さんからニーズの多い写真は、見る人に印象を残さない写真と言います。家族4人が公園を歩く後姿、ゲームをしている老人、グリーンでティカップにボールがセットされた、ゴルフ場などなど。


 1枚でニーズが多く、数百万円も稼ぐ写真は、このような何気ない写真のようです。これらはほとんど印象に残らない、そのくせ見る人に色んなことをイメージさせる写真です。ロンドン五輪で活躍した女子サッカーなでしこジャパンなどのいくら優れた写真でも、五輪関連以外では使いようがありません。使用するお客さん用途が重要になります。


 わたしは、同じような話を料理店で聞いたことがあります。あまり食材に凝ると、料金が高くなるし、お客さんが限られます。味も、いつも食べて飽きない味に仕立てる必要があります。この頃合は、ビジネスを展開する人にとっても、とても大切なことです。無闇に美味しいだけで、お客さんが集まると言うものでもありません。


 整理しますと、自分の作った商品が売れるかどうか、考えずにビジネスしている人は論外です。お客さんニーズを考えずに、最高の商品とか、上手ければよいと考えるのも、ビジネスの商品としては失格です。お客さんが何度食べても飽きない商品が、一番ありがたい利益になる商品です。起業をする以上は、ここまで考えてください。



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