一年の初め、今年こそは起業に向かって、第一歩を踏み出そうと考えている人は少なくありません。
年が代わり、新たに生まれたこのエネルギーを、上手く生かすことが大切です。ただ問題は、やる気だけで起業は成功しないことです。
最近は、起業リスクに関しても知識の豊富な人が増え、起業アイデアだけでがむしゃらに起業に突っ走る人は少なくなりました。
それでも、起業アイデアやビジネスプランばかりに専念して、実際の販売の仕組みづくりができていないケースが目立ちます。自己満足や勝手な思い込みなども、起業においては失敗の原因になります。
そして最も大切なことですが、起業した場合にお客さんとどのように接点をつくるのか、具体的にどのようなお客さんが見込めるのか、起業では一番大事な点をまったく抜きにして、起業を考える人が相変わらず多いことです。
わたしの身近に起こったことですが、ペットブームが続いていることで、犬好きな知人が自分の長年の経験を生かし、ペット用品とホテルとトリミングのお店を開業することを計画しました。
とてもアイデアに溢れたビジネスプランを立てていました。「それで、見込みのお客さんはどの程度いますか?」の質問にポカンとしています。
「事業する前に見込みのお客さんの数なんて判るの?」 現代のビジネスにおいては、ビジネスプランの段階で、緻密に見込み客の数を下調べします。
お店をオープンした後で、周辺のライバル店の数やその事業内容を調べているようでは、起業に失敗することは予測されます。事前に多くの予測されるハードルを探っておくことで、リスクを最小限にすることができます。
わたしが行なっている起業相談も、はっきり云ってお客さんがみえないビジネスです。起業相談で開業しても、これだけでは失敗することは間違いありません。
わたしの場合、地元で産業活性化コーディネーターをして、その上にネット上で「移動販売」と「フランチャイズ」と「30分フィットネス」のマニュアルを販売することで、リスクを小さくしています。起業相談のお客さんが少なくて、急慮「移動販売」の販売に踏み切って、難局を乗り越えた経験があります。
起業相談をしていることで、絶えず起業の現場の情報を得ることができます。この起業情報と、地元経済の動向と、マニュアルづくりのための情報収集によって、ビジネスの動きを観察しています。
今では、成功しそうな起業と、当面は難しい起業とは、見分けがついてきます。起業で悩んでいる人は、ぜひ相談してください。
問題は、当面難しそうな起業をどう修正するかです。時間との勝負でもありますから、早め早めに手を打つことです。そして、新年の念願をぜひ実現してください。
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