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『カーブスだけではない30分フィットネスでの開業』

平成22年9月16日

 健康に向けての関心が、年々高まっています。この夏は、若い女性に登山が人気を集まり、「山ガール」は今年の流行語にもなりそうです。若い女性ばかりではなく、中高年の山登りはこれまでにも増して多くの人が集まります。また各地の市民マラソンも盛況で、東京マラソンなどは多くの参加希望者に対し断るのに苦労しているほどです。


 これまで健康にはほとんど注意を払わなかった人も、健康が気になるようになったのは、08年4月から40歳以上の全ての国民を対象に、健康診断を行なうメタボ健診が大きな役割を果たしていると言われます。将来、深刻な病気の原因となるメタボ症候群のチェックをすることにより、年々増え続ける国民の医療費を抑制する目的ではじまりました。 


 このメタボ健診のスタートに併せてわが国の各地に誕生したのが、日ごろはほとんど運動をしていない中高年女性を対象に、短時間に効率的な運動ができる30分フィットネスです。大型フィットネスでの激しい運動とは違って、これまで身体を動かすことのなかった人に、気楽な運動で習慣付けを行い身体を動かす楽しさを知ってもらいます。


 そんな背景もありまして10社以上のチェーン本部が設立され、全国的に30分フィットネス作りがスタートしました。そんなときに発生したのがリーマンショックです。07年から急速に増えた30分フィットネスは、不況が深刻になって以降各地の店舗の撤退が続いてきました。


 ただ、カーブスだけはこの不況期にも増え続けていました。決してカーブス加盟店だけが、他の30分フィットネスと違って会員数が増え続けていたわけではありません。それなりの仕掛けがあるのでしょうが、この米国で誕生した30分フィットネスは、他店が大幅に加盟店を減らしているなか、現在も増加を続ける数少ない本部の1社です。


 米国・カーブスは、この3年間で大幅に加盟店が減少したことで話題になっています。わが国の場合、08年初頭が30分フィットネスにとってメタボ健診バブルの始まりで、09年後半あたりからはフランチャイズやライセンスによって参入した店舗は、撤退が続いています。


 現在は、カーブスが一時の勢いはなくなりましたが、それでも加盟店は増え続けています。大型フィットネスが経営する30分フィットネスも、店舗数を増やしています。そして、第三の勢力として独自の経営による30分フィットネスが、各地で開業を始めています。特に、60代、70代の高齢層の人を対象にした、健康維持を目的にしたミニフィットネスは注目されます。


 わが国では、今後ますます高齢化が進みますから、軽い運動と同時にこの人たちのコミュニティーには需要がありそうです。独自に開業を目指す30分フィットネスは、このようなニーズに応えることを目的で作られています。ただ、健康に向けてのノウハウは一朝一夕には作れません。特に高齢層の人が対象ですから、フィットネス経営と事業の継続性の折り合いが難しそうです。


30分フィットネス開業マニュアルはここからです


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