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             『 起業ブームは本当に下火になったのか?』

           最近、「起業する人が減っていませんか?」といった質問をよく受けるが、わ
          たしの微細な経験からでも、起業する人の数は減っていると思う。
           今年5月に新会社法が施行されたが、この法律に合わせて前倒しで会社設
          立に走った起業家が多かった。

           また、05年後半からこの1年で雇用環境が大きく変化してしまって、従業員
          の削減に必死だった企業が、一転して人集めを進めているために、起業よりも
          会社勤めのままの状態維持を選択している人が増えているようだ。

           90年代後半からの不況期に起業する人が大挙して出現したが、その多くの
          人は事前準備もそこそこに起業を行ったために失敗するケースも多く、その反
          動から起業に慎重になった人もずいぶんいる。

           02年以降、会社を辞めずに起業することで話題になった「週末起業」も、最近
          は勤めている会社が「副業禁止」を就業規則で謳って、気楽に社外での収入
          が上づらくなっている。また、秘密裏に週末起業を行なっている人も、その収入
          を税務処理する際に会社側にばれるケースが多く、副業はサラリーマンにとっ
          てタブーになっている。

           現在起業に熱心なのは、若いOLや主婦の方で、起業家向けセミナーや起業
          塾などに積極的に参加しているのが目立つ。また、近々定年退職を迎える団
          塊の世代の男性の中には、起業への準備を進めている人がけっこういるよう
          だ。

           ただ、起業そのものはブームとは無縁のもので、人間社会においては絶えず
          起業する人がいて、人を使う人と、人に使われる人と、一人で仕事を行なう3種
          類のタイプは自然と生まれるようだ。

           最近の起業には、安易な起業で失敗したケースを反面教師として学習してい
          る人が多く、準備にはじっくり時間をかけた上で起業を行う人が多い。実際、準
          備期間に長い時間をかけた起業は、失敗する例が非常に少ないことは経産省
          の起業調査でも結果がでている。

           無駄な投資をなくし、失敗しない起業を行なうとこは大切なこと。起業の件数
          が減っても、堅実に利益のでる起業が増えることは、これから起業を目指す人
          にとってもよい励みになる。
                             
                              
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